こんにちは 東浜で研修中の奥です。
5月の神戸の展示会に向けて、小さな額縁に入った小窓緞通の仕上げをしています。
(※こちらの写真の龍は2020年の2月、インターンシップの時に生まれて初めて制作した緞通で、現在仕上げをしている作品とは異なります。その当時の緞通を恥ずかしげもなく投稿しています。)
仕上げとは、たて糸に色糸を挟んで織り重ねる『挟せ』のあと、『筋摘み』、『粗摘み』、『地摘み』、『きわ摘み』を終えて、緞通を裏返しにして板に釘で打ちつけ、水をかけて整形する『敷きのし』が終わった最終段階です。
きれいな仕上がりの緞通であれば、仕上げは不要なのですが…
たて糸は、あらかじめ糊を染みこませてあり、よこ糸にも糊が揉み込んであります。
そのため、『敷きのし』で緞通に水をかけると糊が緞通に行き渡ります。
『敷きのし』の前段階の『地摘み』で適正な長さに切れていないと、糸が遊んで捲れ上がったように癖づいてしまうことがあります。
(特に緞通の左右の端に糸が流れやすく、長くなりがちです。)
糊のついた糸を髪の毛に例えるなら、パーマ液のついた髪の毛でしょうか。
強烈に癖づいた糸の流れを正すのは、至難の業です。
こんな時に、地摘みを甘くみていたツケが回ってきたなと実感します。
ちゃんと地摘みしていれば、仕上げでこんなに時間をとらるることもなかっただろうに…
一つ一つの工程を着実にする必要性を、身をもって体験しました。
日々精進でございます。
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東浜では昔から受け継がれてきた
技術や伝統、想いを大切に、
品質の良い赤穂緞通の製作を心掛けています。
今でも握りバサミ一本で作る工程は150年前と変わりません。
プロの染色家によって染められた最高級コーマのブランド糸を独自に調達し、新作の赤穂緞通を販売しております。
東浜で製作されている赤穂緞通は新柄を含めて、持ち主となる方の幸せを願った柄。
昔から織られてきた一畳サイズだけでなく、現代の暮らしに合ったサイズや、アートとして額に入ったものもご用意があります。
是非ギャラリーにて赤穂緞通のある世界を体感下さい。
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「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。