こんにちは 東浜で研修中の奥です。
今日も『地摘み』という緞通の表面を滑らかにする工程を行っています。
どうやら鋏が上下し標的の糸が切れているところと、切れていないところが発生し、滑らかに仕上がりません。
耳のいい先生より「チョキチョキと鋏の動く音はしているけど、切れている音がしない」と言われました。
自分では切っているつもりですが、滑らかにならず、糸先は摩擦によるダメージを受けボワボワになっています。
短い糸と長い糸が混在するため、ひたすら地摘みを繰り返し短くなる一方です。
修正するつもりが悪化を招いています。
「あっ、この切り方だ!」と体得したつもりでも、しばらくするとできていなかったり…。
わかったようで、本当の意味ではわかっていないのだと思います。
そんな時にふと石川啄木の『はたらけどはたらけど猶(なお)、わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る』を思い出し、『(鋏を)滑らせど滑らせどなお、わが緞通きれいに成らざり ぢっと手を見る』と浮かんできます。
鋏を滑らせるのではなく、しっかりと標的の糸を挟んで切らなくてはいけません。
当たり前のことなんですが。
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東浜では昔から受け継がれてきた
技術や伝統、想いを大切に、
品質の良い赤穂緞通の製作を心掛けています。
今でも握りバサミ一本で作る工程は150年前と変わりません。
プロの染色家によって染められた最高級コーマのブランド糸を独自に調達し、新作の赤穂緞通を販売しております。
東浜で製作されている赤穂緞通は新柄を含めて、持ち主となる方の幸せを願った柄。
昔から織られてきた一畳サイズだけでなく、現代の暮らしに合ったサイズや、アートとして額に入ったものもご用意があります。
是非ギャラリーにて赤穂緞通のある世界を体感下さい。
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「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。