こんにちは、東浜の池上です。
緞通は完成するまでに、すごく時間がかかるので、お休みを頂くことや、制作の仕事以外の雑務をすることまでも、今までは罪悪感を感じていました。
いや、厳密に言うと今も感じますが。。
納期に追われて工房に篭って仕事をしていた時に、
「良いものを作るために、本場の良い物を知ることは大切だよ」と、お客様からおっしゃって頂いたことをきっかけに、たまには外にも目を向けて、学ぶ機会にするようにしています。
この週末はお休みを頂き、石川県に行ってきました。
加賀100万石と言われますが、やはり力のある藩は違いますね。
伝統工芸品もたくさん。九谷焼、山中塗、輪島塗、加賀友禅、金箔工芸。。
中でも山中塗、輪島塗、九谷焼の3つを拝見してきました。
九谷焼団地では、鮮やかな九谷焼とは少しテイストの違った、桜の香炉に目が釘付け。柴田有希佳さんの作品でした。
他のお店でも優しい色使いが気に入ったものがあり、これは山田義明さんという方の作品でした。
後で分かったのが、山田さんと柴田さんは師弟関係ということ。
たくさん居る作家さんの中で、そのお二人を選ぶ自分の揺るぎのない好みに、我ながらゾワッとしました。
お店の方に聞くと、山田さんの個人ギャラリー兼工房が近くにあるとの事で、見せてもらえることに。
これは色付け最中のもの。
絵は外で写生をするところから始めるのだそうで、下絵を描き、
それを写して、色を塗る。
これは色の見本なんだそうです。
絵付けは色味が命だからとおっしゃっていました。配合や色の取り合わせの相性を見ているのだそうです。
東浜でも色にはこだわっていると自負していましたが、ここまででは。。
その思いの深さがこの色味で描かれ、優しい絵となるのですかね。。穏やかな方で、絵に人柄が出ている感じがしました。
ということで、吟味した結果、
山田さんの淡い紫が柔らかな木蓮の絵皿と柴田さんの香炉、南天と菊のコーヒーカップを買いました。
南天と菊は緞通にもよく使われる柄でこれからの季節のお花です。
お越し頂ければ、そのコーヒーカップでお茶を入れますので、緞通と共にご覧下さいね!
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色見本など企業秘密にするべきもののような気がして、ブログやインスタに出しても大丈夫か聞くと、
即答で、
「良いですよ。
顔は嫌やけどぉ、、、、
うーーーーん
でもまぁええか」
と照れくさそうにおっしゃってました。
コーヒーカップは二週間後に工房に届く予定です・・・あしからず。
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東浜では昔から受け継がれてきた
技術や伝統、想いを大切に、
品質の良い赤穂緞通の製作を心掛けています。
今でも握りバサミ一本で作る工程は150年前と変わりません。
プロの染色家によって染められた最高級コーマのブランド糸を独自に調達し、新作の赤穂緞通を販売しております。
東浜で製作されている赤穂緞通は新柄を含めて、持ち主となる方の幸せを願った柄。
昔から織られてきた一畳サイズだけでなく、現代の暮らしに合ったサイズや、アートとして額に入ったものもご用意があります。
是非ギャラリーにて赤穂緞通のある世界を体感下さい。
プロフィールに記載のホームページ右上にあります、
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「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。