こんにちは 東浜で研修中の奥です。
今回は緞通の必需品の織機と道具の名前を紹介します。
たて糸の上にある木でできた船のような形のものを『耳巻(みみまき)』と言い、緞通の両端の『大耳(おおみみ)』と言われる耳糸を巻くときに使用されます。
糊を付けたよこ糸を巻き付けている白いプラスチック素材のものを『杼(ひ)』と言い、よこ糸の上糸と下糸の間を通す際に使います。
以前は、竹の杼を使用していたそうですが、カビ予防の観点からきれいに洗って乾燥させることのできるプラスチック素材へと変更しています。
写真が分かりにくいのですが、織り機のたて糸を通してある手前の金属の板を『筬(おさ)』と言います。
織物の幅とたて糸を整え,杼で打ち込まれたよこ糸を押さえて織り目の密度を決めます。
その後ろにある白い糸が沢山連なっているものを『捩り(もじり)』と言い、糊をつけて乾燥させたよこ糸を捩りに通すことを『捩り通し』と言います。
この『捩り通し』は、か・な・り注意を払う必要があります。
緞通を既定の幅に保つ ために、緞通の裏側から尖った金具をさして織り機の横に張る道具を『伸子(しんし)』と言います。
この伸子を張るのは得意な方だと思っています。
得意、不得意があるのかわかりませんが…。
たて糸の環を通している金棒を『棒ばい』、織り機の経糸の張りを調節する縄を巻き付ける部分を『桟転(さんころ)』と言います。
聞き覚えのない言葉がでしたが、今はしっかりと認識しています。
今回の緞通の専門用語はこれくらいにしておきましょうか。
では、寒くなってきたのでみなさんご自愛くださいませ。
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