こんにちは　東浜の奥です。

研修生の見明と一畳敷より少し短い緞通を同じ織機で左右に分かれて取り組んでいます。

経糸（たていと）に色糸を挟んでいく『はせ』という過程で見明の方が早く終わり、私が待たせている状況が多々あります。

早く何段もはせたいところ、私のせいで待たせることが申し訳なく感じ、気持ちは焦ってしまいます。

はせた下の段とのつながりを見つつ図面を確認しながらはせているのですが、焦ると冷静さを欠いて間違えることがあります。

早い段階で間違いに気づけばいいのですが時間が経っていると、はせた色糸に緯糸の（よこいと）の糊が付着しガチガチに固まっているため、強力なピンセットで間違った色糸を抜き取ります。

そのあとは、正しい色糸を刺繡針に通して間違えたところを直していきます。

余計な時間がかかってしまい、さらに待たせてしまうことになります。

 

また、「あっ、間違えてる！」と思って急いで、色糸を抜き取ると実は間違えていなかったこともあります。

何をやっているんだか…。

『急いては事を仕損ずる』まさにこれです。

こんな時に一休さんの「慌てなーい慌てない、一休み一休み」と自分に言い聞かせています。

ポイントは一休さんのように穏やかにゆっくりと言うことです。

幸い一休さんのマネを言っても許される職場でよかったです。

皆さんも忙しいときに、ちょっと休憩して気分転換はいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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