トランペットの生徒さんのご主人の実家に赤穂緞通があるらしく、こんな柄と持ってきて頂いた、手書きの緞通柄。
手持ちにカメラがなくて急いで描かせてもらったんです。と、
広告の裏に。笑
その絵が見たことのない柄でしたし、4畳半ぐらいの大きさということで、本当に珍しいものかもしれないと、
ご主人のお父様と織元をしていた西田の祖父がお友達だった経緯もあって、想像はますます膨らんでいました。
じゃぁ一緒に緞通を見にいかせてもらいましょう。と生徒さん。
一緒にご主人の実家へ行かせて頂いたんですが。。
結果を先に言ってしまうと、その絨毯は赤穂緞通じゃなかったんです。
ゆくゆくは緞通を譲ってもらえるように話せたらと、生徒さんは既に台詞を何日もかけて考えてもらっていたようでした。
赤穂緞通なら遺さないといけない文化だし、有効的に使ってもらえるところへ行く方がステキなことですよねと。。
今までのお付き合いで、その生徒さんが普段からめちゃめちゃ優しく、控えめで、まっっっったく押しの強い人では無いことを、私は知っておりまして。。
今回のことで何度も義理の家に頼み事をすることに、普通の人より何倍もの労力を要しただろうなと、失礼ながら、想像できてしまう方なんです。。
現に当日の朝は雨で、
私に雨の日にお邪魔するのは迷惑かかるかしらの相談の電話が。笑
帰りの道中、残念だったわーごめんなさいね。
せっかく行ったのにー。。
とおっしゃっていたんですが。。
それが本当に赤穂緞通の珍しい柄で、譲ってもらえることになっていたとしても、
そんな生徒さんの私にしてくれたお気持ちの方に何倍もの価値を感じます。
いつも良き理解者で居てくれて、そのことが本当にありがたい。
確かに残念ではあったのですが、こんな生徒さんに恵まれたことに、幸せを感じさせてもらいました。
優しさ溢れる手書きの緞通。
有効活用された広告の裏が、なんとなく年代を物語っている気がします。。。笑
「ギャラリー東浜」の一室をレッスンスタジオに、海外で活動していた講師が、マンツーマンでレッスンを行っています。トランペットは初めてという方、楽譜が読めない方も大歓迎です!希望があれば、英語でのレッスンも可能です。